ホタルガ 蛍蛾 Pidorus glaucopis

 オミナエシとオトコエシが並んで咲いている。

オトコエシにとまったホタルガ(蛍蛾 Pidorus glaucopis)が吸蜜に夢中だ。






ホタルガ Pidorus glaucopis 20150926 G15 400 200 8 -03 macro
オトコエシ Patronia villosaに吸蜜に来たホタルガ Pidorus glaucopis
撮影:東京八王子市 2015.9.26. Canon PowerShot G15 ISO400 1/200s f8 EV-0.3 macro 中央重点測光



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囚われの身

庭の一隅に小宇宙あり。

アカネトンボは不運にも

蜘蛛の仕組んだ罠に引っかかり

囚われの身となる夏の午後。





20140816 Canon D50 ISO400 200s 8 -0.7
囚われの身
撮影:2014.8.16. 北海道江別市 Canon 50D EFS18-200 3.5-5.6 IS ISO400 1/200sec f16 EV0


20140816 Canon D50 ISO400 200s 9 -0.7
囚われの身
撮影:2014.8.16. 北海道江別市 Canon 50D EFS18-200 3.5-5.6 IS ISO400 1/200sec f16 EV0



20140816 Canon D50 ISO400 200s 16
囚われの身
撮影:2014.8.16. 北海道江別市 Canon 50D EFS18-200 3.5-5.6 IS ISO400 1/200sec f10 EV-0.3



20140816 Canon D50 ISO400 200s 10 -0.7
囚われの身
撮影:2014.8.16. 北海道江別市 Canon 50D EFS18-200 3.5-5.6 IS ISO400 1/200sec f9 EV-0.7



藻掻けば右の前翅はもげ落ちて

残り翅までもねじれて捩れる

アカネトンボさん、厳しい状況のようですが・・・

ため息つきトンボはつぶやいた、どもこもない、アカンネ。


真一文字に来てくれたかな イチモンジチョウ

 大風を伴った台風が関東にも影響を及ぼして、朝から生暖かい風と断続的な雨が続いています。

雨の降る出す前に、イチモンジチョウとアゲハチョウが訪問してきました。

朝一だったから、イチモンジチョウはどこにもよらずに真一文字に来てくれた、と思いたい。

小鳥もチョウも雨宿りをしていることだろう。

ときどき、ヒヨドリがビワの実を啄みに来る。

熟れたビワは、啄まれて、風に吹かれて、風が止んで、枝から落ちる。

滅多に迎えを請わない奥様から電話が来た。

最寄り駅まで、送迎車を手配することとなった。

雨脚がひとしお繁くなった。





イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 20120619 Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di ISO3200 1/1600sec f6.3
イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica
撮影:東京日野市 2012.6.19. Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di ISO3200 1/1600sec f6.3





イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 20120604 Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6
イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 
撮影:東京八王子市 2012.6.4. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6





イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 20120604 Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6
イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 
撮影:東京八王子市 2012.6.4. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6






イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 
イチモンジチョウ Limenitis camilla japonica 
撮影:東京八王子市 2012.6.4. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6




■イチモンジチョウ 一文字蝶
white admiral
Ladoga camilla

昆虫綱鱗翅(りんし)目タテハチョウ科に属するチョウ。北海道から九州にかけて日本各地に広く分布するが、屋久島(やくしま)、種子島(たねがしま)およびそれ以南の南西諸島には産しない。国外では朝鮮半島、中国からヨーロッパにわたる欧亜大陸の北部に広く分布する。はねの開張50~55ミリ程度、はねの表面は黒褐色で、前ばねと後ろばねの中央を横に貫く白色帯があり、和名はこの白帯に由来する。はねの裏面は美しい橙(だいだい)色で、白と黒の複雑な斑紋(はんもん)がある。
日本南西部の暖地では普通1年に3回発生(5~6月、7~8月、8~9月)するが、北海道東部あたりの寒冷地では1年に1回の発生(7~8月)、その中間地帯では1年に2回の発生(6~7月、8~9月)となる。幼虫の食草はスイカズラ(ニンドウ)、キンギンボク、タニウツギ、ハコネウツギなどスイカズラ科の植物で、ときにミツバウツギ(ミツバウツギ科)も食草となる。越冬態は幼虫で、越冬幼虫は食草の葉を巻いて巣をつくり、その中に隠れている。〈白水 隆〉(小学館『日本大百科事典』)

スジグロシロチョウ Pieris melete

 普通の蝶、スジグロシロチョウが普通の装いで訪問している。

モンシロチョウとよく似ているが、違うところはその名の通り

はねの脈に沿って黒い条があるので見分けられる。

市井の存在がそのまま在り続けられる幸せ。

北海道から、本州、四国、九州とほぼ全国的に見られる平凡な存在。





スジグロシロチョウ Pieris melete 20120615 Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di 800 1000 8 
スジグロシロチョウ Pieris melete
撮影:東京日野市 2012.6.15. Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di ISO800 1/1000sec f8





スジグロシロチョウ Pieris melete 20120615 Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di 800 1000 8
スジグロシロチョウ Pieris melete
撮影:東京日野市 2012.6.15. Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di ISO800 1/1000sec f8






スジグロシロチョウ Pieris melete 20120615 Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di 800 1000 8
スジグロシロチョウ Pieris melete
撮影:東京日野市 2012.6.15. Canon EOS 50D Tamron SP AF200-500 F5-6.3 Di ISO800 1/1000sec f8






スジグロシロチョウ Pieris melete 20090629 Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6
スジグロシロチョウ Pieris melete 
撮影:東京八王子市 2009.6.29. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6






スジグロシロチョウ Pieris melete 20090629 Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6 拡大
スジグロシロチョウ Pieris melete 拡大
撮影:東京八王子市 2009.6.29. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6






スジグロシロチョウ Pieris melete 20110723 Canon EOS 50D Tamron SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD
スジグロシロチョウ Pieris melete 
撮影:東京日野市 2011.7.23. Canon EOS 50D Tamron SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD






2009.10.8. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6 アマハステビアに止まるスジグロシロチョウ Pieris melete
アマハステビアから吸密するスジグロシロチョウ Pieris melete
撮影:東京八王子市 2009.10.8. Canon EOS 50D EFS-18-200mm IS F3.5-5.6 



■スジグロシロチョウ
条黒白蝶 Pieris melete

昆虫綱鱗翅(りんし)目シロチョウ科に属するチョウ。北海道より九州にかけて分布し、その分布の南限は屋久島(やくしま)。普通のチョウであるが、対馬(つしま)ではきわめてまれである。はねの開張60ミリメートル内外。普通のモンシロチョウに似ているが、はねの脈に沿う暗色の条があるので見分けられる。和名はこの特徴に基づく。第1化の春型は関東地方から西日本の平地から低山地域では、早春3月下旬から4月より出現。以後、連続的に発生して初秋に及び、第1化のほかはすべて黒斑(こくはん)の発達した夏型となる。幼虫の食草は野生のアブラナ科植物、栽培されたダイコン、アブラナ類Brassicaにつくこともある。蛹(さなぎ)の状態で越冬する。→シロチョウ〈白水 隆〉 (小学館『日本大百科事典』)


フォトクイズ わたしはだれでしょう?

久しぶりのフォトクイズです。

自然界はカムフラージュの名人ばかり。

さて、わたしはだれでしょう? 






20111213 EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS
撮影:東京八王子市 2011.12.13. Canon EOS 50D EFS18-200mm IS




正解は、マダラカマドウマ Diestrammena japanica です。

CHYARAさん、大正解 パンパカパ~ン♪

brightさんも調べがついたようですね、素晴らしい調査力です。

さんたろうさん、skyさん、ルイさん、難問に挑戦していただきありがとうございました。




これはバッタの仲間で、コオロギに近く、カマドウマ科に属する昆虫です。
まったく翅がないので、「鳴く」ことが出来ず、前肢に鼓膜もなくて耳も不自由、目もあまり良くないらしく、ただそれを補償するかのごとく、長い触覚を動かして情報収集をしています。
後肢が発達していて、ピョンピョンと跳ねます。
夜行性で薄暗いところを好み、家の中にも入ってくることがあります。
昔は、よく台所の竈(かまど)を置いてあるところに来たので、また姿形や飛び跳ねる様が馬に似ているので、竈馬(かまどうま)の名が付いたとか。英語では、Camel cricket(ラクダコオロギ)と言うところ、洋の東西を問わず馬や駱駝に見えるところが面白い。
俗称では、御釜蟋蟀(おかまこおろぎ)、海老蟋蟀(えびこおろぎ)の他に、便所蟋蟀(べんじょこおろぎ)とあまり有り難くない呼び名もあって、歓迎されないことも多いのですが、昔から人家に入り込んでいるので、日本人の生活には馴染みの深いものとなっています。
わたしの姉の夫は家の中に入ってきたカマドウマをよく「おうまさん」と呼んでいました。
冬でも入り込んでくることがあるので、寒さを生き延びられるのか心配でしたが、成虫のまま越冬する生命力を持っているようです。






マダラカマドウマ Diestrammena japanica 撮影:東京八王子市 2011.12.13. Canon EOS 50D EFS18-200mm IS
マダラカマドウマ Diestrammena japanica 
撮影:東京八王子市 2011.12.13. Canon EOS 50D EFS18-200mm IS






マダラカマドウマ Diestrammena japanica 撮影:東京八王子市 2011.12.13. Canon EOS 50D EFS18-200mm IS
マダラカマドウマ Diestrammena japanica 
撮影:東京八王子市 2011.12.13. Canon EOS 50D EFS18-200mm IS




竈馬は、カマドウマであるが、古くは「いとど」「いひとど」と言い、飯を食う馬、残飯を食べる虫の意であったという。


 海士の屋は小海老にまじるいとどかな 芭  蕉 

 いとど跳ね庭に捨てあるミシン台   白戸京香

 いとど飛び故郷いまも釜風呂で    吉田小次郎

 夜寒にはいとどしくしくなきねかな   季  吟



■マダラカマドウマ 斑竈馬
Japanese camel cricket
Diestrammena japonica

昆虫綱直翅(ちょくし)目カマドウマ科に属する昆虫。全身が黒白の斑(まだら)模様のある大形のカマドウマである。日本固有種で、各地に普通にみられるが、北アメリカにも人為的に入り、分布を広げている。体長20~25ミリ。黒色紋は不規則な形状である。触角は長い。また後肢も長く、力強い。後肢の脛節(けいせつ)の上縁には細かい棘(とげ)が間隔を置いて並んでいる。夜行性で雑食性。洞穴、林内に普通にみられ、人家の内外にも多い。〈山崎柄根〉
   (小学館 日本大百科全書)


■カマドウマ
竈馬
camel cricket

昆虫綱直翅(ちょくし)目カマドウマ科の昆虫の総称、またはそのうちの1種。カマドウマ類は直翅目のなかでもまったくはねがなく、体長はおよそ10~25ミリで、体は太くて短く干したエビのように曲がり、はねを失った補償として後肢(こうし)が長大となり、それに応じて触角も長く発達している。直翅目のなかではコロギス類に類縁が近く、コオロギ類とキリギリス類を結ぶ中間的存在であり、はねがないため、これらのように発音することもなく、また前肢に鼓膜(こまく)ももたない。肢(あし)の■節(ふせつ)は四節で縦に平たい。腹端にはやや長めの尾角があり、雌では上方に反った剣状の産卵管をもつ。夜行性で、昼間は暗い所を好み、洞窟(どうくつ)もかっこうのすみかになっている。多くは群がってじっとしており、夜になると餌(えさ)を求めて出歩く。雑食性であるが、動物質を好んで食べる。カマドウマの名は、昔、人家に侵入したものが台所のかまど近くでよくみられたことと、姿や跳びはねるさまがウマを連想させるところから出た。日本には約10種のカマドウマ類が知られている。
本州から九州に分布するカマドウマDiestrammena apicalisは、体長15ミリ内外、全体褐色の種で、人家や石灰洞などに普通。マダラカマドウマD. japanicaは黒と白のまだら模様のある大形種で、日本全土にみられる。クラズミウマTachycinesasynamorusは薄いまだら模様があって、前種より小形で、人家の内外にすんでいる。
山地の林内にはコノシタウマT.elegantissimusがいる。そのほかの種は、おおむね石灰洞にみいだされ、洞窟動物として扱われている。〈山崎柄根〉

オオスズメバチと命

 東北関東大震災が起きた3日後、東電による「輪番停電」で首都圏の交通は麻痺していた。
 都心の歯医者さんに午後2時に予約をしていたが、その時間に合わせようとすると電車の便はなかった。
都心に繋がる電車は9時前にストップする「計画」がテレビ画面に流れた。 行くか、止めるか、行けたとしても帰りの便はあるだろうか・・・。
水と食料を持ち、装備を固め、懐中電灯に下着、ホッカイロまで整えて、8時過ぎに最寄り駅に向かった。
しかし、改札はすでに止められていた。 駅員自身が状況を充分把握できていないので、当然客に対応し切れないでいる。
誰かが別の迂回手段を口にした。 そちらに向かった。 この線には長蛇の列が出来ていて、ホームに直ぐには行けず、一台をやり過ごして、次のほぼ満員のに乗ることが出来た。車内アナウンスによると、これも間もなく運休になるらしい。 5本のラインを乗り継いで、普段の2倍以上の時間をかけて、歯医者さんに到着した。

仕事熱心な院長先生始めスタッフは、いつもと変わらず忙しく治療に当たっていた。
だが、「歯」がない。 1年半の長きにわたってやっかい極まりない根の治療を終えて、今日が最後の冠を被せることになっていた。 震災の影響で宅急便が届けてくれなかったのだった。 代わりに院長先生が歯のクリーニングをして下さり、電車が運転停止になる前に帰路に付いた。
間引きながらも動いている車両はすべて各駅停車。 乗り換えるたびに、これはどこまで行くだろう・・・接続はどうだろう・・・あちらの線を使おうか、いっそのこと○○まで行ってしまって、後はバスかタクシーかテクシーだって心の準備は出来ている・・・と心は波打っていた。 しかし、なんとか最寄り駅までたどり着いた。

世界の景色が白っぽく、現実味に欠ける感じがしてしかたがない。 信心深い方ではないが、不動明王を祀る寺の境内を歩いてみた。 ミツマタが黄色い花を景気よく咲かせている。 紫陽花寺としても名の通ったここでは、様々なアジサイの芽が吹き出している。 枝垂れ梅がやや長いこと咲いていて、草臥れた様子で項垂れている。 花はわずかばかり心を癒してくれた。 墓地に差し掛かった。 コンクリートの地面にスズメバチの姿があった。 体長4センチほど、オオスズメバチだ。 動きが鈍いのは寒さのせいであろうか。 カメラを至近距離に近づけ、マクロモードで、適当にシャッターを切り続けた。 人恋しいせいでもなかろうが、レンズに向かって歩いてくる。 ひとしきりシャッターを切って、立ち去ろうとすると一段低いところで庭仕事をしている人に気づいた。 「スズメバチがいます。オオスズメバチが」と言うと、彼は「踏み潰すといい」と言った。 人の発想の違いには時々驚かされる。 わたしはこのスズメバチを踏み潰すなど思いもよらなかった。 攻撃の素振りもないから、至近距離でも怖くはなかったが、相手の弱みに乗ずる気はさらさら無かった。 これが新女王となったオオスズメバチで、やがて暖かくなり一大コロニーを形成して、人間界を脅かすことがあるかもしれないのは否めない。 だがわたしは言った、「踏み潰すならあなたがやって下さい。わたしは殺生はしません、とくにこの寺の中では。」 相手はおや、という顔をして、それから黙って元の庭仕事に戻って行った。

3日後、ミツマタの写真を撮りに寺を訪れたが、オオスズメバチがいたあたりを眺め渡してもその姿はなかった。 東北関東大震災による死者と行方不明者は、合わせて2万人を越すという。 福島原子力発電所の事故はこのまま沈静化出来るのか、予断を許さない。 明日は春分の日、日は長く気温は暖かくなり始める。
 







IMG_4174 365x
オオスズメバチ Vespa mandarinia 撮影:東京日野市 2011.3.14. Canon PowerShot A700









IMG_4178 365x 20110314
オオスズメバチ Vespa mandarinia 撮影:東京日野市 2011.3.14. Canon PowerShot A700









IMG_4183 365x 20110314M Canon A700 Macro 高幡不動尊境内
オオスズメバチ Vespa mandarinia 撮影:東京日野市 2011.3.14. Canon PowerShot A700






スズメバチ胡蜂・雀蜂 giant hornet Vespa mandarinia
昆虫綱膜翅(まくし)目スズメバチ科に属する1種、およびスズメバチ亜科に属するハチの総称で、和名スズメバチは一名オオスズメバチ、大形種の俗称はクマンバチ。 和名スズメバチは、女王の体長40ミリに達する世界最大のスズメバチで、体色は赤褐色に黒い横斑(おうはん)がある。日本全土の平地および低山地帯に分布し、別亜種は中国、インド、東南アジアに広くみられる。土中や大木の空洞に営巣し、巣はほぼ球形で直径40~60センチに達し、5~10巣盤が縦に重ねられ、外側を粗い板状の外被が覆っている。各巣盤は多数の棒状の支柱によって連結され、強化されている。巣は春にただ一頭の女王バチによって創設されるが、その子である働きバチの羽化とともに急速に発達し、晩秋になって数百頭の新女王バチと、ほぼ同数の雄バチを産出する。新女王バチは交尾後に土中などで単独で越冬するが、働きバチと雄バチは越冬することなく年内に死に絶える。巣は1年限りで廃巣となり、再利用することはない。典型的な肉食性のカリバチ(狩り蜂)で、カマキリ、スズメガの幼虫、大形のコガネムシなどを狩って幼虫に与える。とくに秋の新女王バチの生産期には多量のタンパク質を必要とするため、働きバチの集団が他種のスズメバチやミツバチの巣を襲い、数時間の死闘ののち相手側の成虫を全滅させ、巣内の幼虫や蛹(さなぎ)をすべて自分の巣へ運んで食物とする。したがって、日本や東南アジアにおけるミツバチ飼養上の最大の害敵として養蜂(ようほう)家に恐れられている。
 ■分類■ スズメバチ亜科は、ヤミスズメバチ属Provespa、クロスズメバチ属Vespula、ホオナガスズメバチ属Dolichovespula、スズメバチ属Vespaの4属からなり、世界中に61種、日本には16種が知られる。巣の材料として朽ち木などの繊維をかみ砕いて唾液(だえき)と混ぜたものを用い、木の枝、樹洞、岩壁、家屋の軒下や屋根裏、土中などに営巣する。いずれの種も、巣は外側を厚い外被で覆い、内側に数個の巣盤を下方に向かって重ね、育房数は200~1万5000となる。巣内には一頭の女王バチと数百から数千の働きバチが集団生活をしている。いずれの種も働きバチは攻撃的で、巣へ近寄ったり、巣に振動を与えると、大顎(おおあご)をかみ合わせてカチカチと威嚇音を発し、尾端の毒針で何度も相手を刺す。
■刺毒と処置■ 毒はハチのなかでもっとも強力で、主成分のキニン類は痛みとともに血圧低下を引き起こすが、ほかにヒスタミン、アセチルコリン、数種のタンパク質分解酵素などを含む。刺された場合、通常の体質の人は、激しい痛みと腫(は)れを伴う一過性の毒作用ですむが、ハチ毒に対して過敏症の人では、手や足などを一か所刺されただけでも、吐き気、悪寒、発熱、じんま疹(しん)などの全身症状とともに、呼吸困難などで重体に陥り、死に至ることもあり、日本では年間に30~40人余の死亡者がある。刺されたときの処置として、巣から一刻も早く遠ざかり、傷口を水で洗う。人によってはアロエや渋柿(しぶがき)の汁を塗ると痛み止めの効果があるが、アンモニア液はまったく効き目がない。ついで氷嚢(ひょうのう)や湿布で冷やしながら、速やかに医師の手当てを受ける。毒力は大形種ほど強いが、キイロスズメバチは近年、都市近郊の新興住宅地に多発し、体は小さいが集団で攻撃するため注意を要する。〈松浦 誠〉   (小学館 日本大百科全書)

   
プロフィール

ダッファー 

Author:ダッファー 
夢 もう一度St.Andrewsオールドコース17番でパーを取る。
似た役者 中村扇雀 改め坂田藤十郎
夢中対象 ゴルフ 1989(H23) '90(H14)'93(H7)'96(H5) 2004(H8) /写真/花鳥風月 
ホールインワンは3回しか達成していない。生涯計画6回完遂^^。

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